この季節のお奨めコラム
生き稚児にみる祇園祭
神輿洗いを終え、鉾も立ち、駒形提灯に灯が点ると、祇園囃子が聞こえてくる。
山鉾の巡行のあと、祇園の神輿が寺町の御旅所に「おいで」になるまであと三日である。
今年の祇園祭は「稚児… 続きを読む
御手洗祭にみたらしだんこ
連日の猛暑に、暑気払いをいかがされているだろうか。
今夏の土用の丑の日は、7月24日と8月5日と聞くが、鰻でスタミナをつけて暑い時期を乗り切る習わしは定着している。
この習わしは、江… 続きを読む
かも川談義 / やっと夏 祇園祭だ 夕涼み
「吉符入り」のニュースを聞いた。7月1日と言えば祇園祭の幕開けである。
拙いのは百も承知で 句が詠みたくなった。
雨あがる 二階囃子も 何処からか
団扇 簾に 鰻はも
祇園祭(旧暦6月7日-7月14日)の風物詩として、室町時代の頃より都人が楽… 続きを読む
西陣の七夕
五節句のひとつである七夕(しちせき)を「たなばた」と呼び習わしているのは、「棚織(たなばた)」の音が七夕(たなばた)転じたもののようだ。
日本古来の棚織津女(たなばたつめ)の伝説と、… 続きを読む
かも川談義 / 河原の芸能
祇園祭 お迎え提灯
神輿洗いのある7月10日、八坂神社の神輿蔵に中御座、東御座、西御座の三基の神輿が姿を表す。鳥居や擬宝朱(ぎぼし)はつけられているが、大鳥など飾り具はついてない状態である。
神輿蔵は南門… 続きを読む
京の七夕祭
五節句の一つである「七夕(しちせき/たなばた)」がやってくる。
古来、「棚機(たなばた)」とも記されていたようだ。
それより一般的には、「しちせき」が「たなばた」と発音されるようになったという。
「棚織津女(たなばたつめ)の伝説」は、村の災厄を除くた… 続きを読む
知られざる祇園祭 / 前(さき)の祭り
「ハモ落とし」が夏の京料理の代表であることから、祇園祭を別名「鱧祭」とも呼ぶ。そして、祇園祭と言えば山鉾がすっかり看板となり、山鉾巡行が京観光の顔のひとつとして定着している。
ところが、この山鉾を鴨川の東で未だかつて見たことがない。
祇園町でも、… 続きを読む
千日詣の愛宕さん
おそらく、「火廼要慎(ひのようじん)」と書かれたお札を知らない人はいないだろう。飲食店の厨房は言うに及ばず、京都の家庭の台所、事業所など、いたるところで貼られているのを目にする。
これは愛宕(あたご)神社の火伏札である。
「愛宕さん 愛宕さん」… 続きを読む
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