京の人の日々の暮らしや文化をコラムと写真で紹介します。

師走も中盤を迎えると一層気忙しく感じてくる。
街中は至る所にクリスマス色が溢れている。

昨今は、カラフルなイルミネーションイベントや飾りつけが、特に華やかである。
確かに、目を見張るほどのファンタジックな光のアートに感動する。
なぜなら、光や明か… 続きを読む

今しがた「終い天神」で買い物を済ませた。

北野天満宮に祀られる菅原道真公のお陰で、縁日である毎月25日には、コンビニでは用を足さない買い物ができ、参詣もできた。

今年の締めとなる最終の「天神さん」である。
縁日とは、誠によくできたシステムであり、… 続きを読む

例年、師走の事始めの13日と14日の両日「京料理展示大会」が、左京区岡崎の京都市勧業館（みやこめっせ）で開催されている。
この京料理展は明治19年の第1回から数えて今年で101回目を迎える… 続きを読む

　「牛鍋」から発展した「すきやき」は日本を象徴する料理の一つである。
米国初のヒットソングとなった日本の曲「上を向いて歩こう」のタイトルが「スキヤキ」となり、「フジヤマ」「ゲイシャ」に並ぶほどの単語である。

さて、スキヤキ（すき焼き）とはいかなる… 続きを読む

師走を迎え年の瀬の押し詰まってきた休日、お煤払いの前日である。
「忙中閑あり」とはこういう日のことだろうと思いつつ、縁側ガラス戸の目映い陽射しを浴びながらバッグの中を整理をしてい… 続きを読む

日本人なら冬場は暖かい鍋と温泉に限ると思う人は多い。
小生もその一人である。
ところが、鍋は地元でお世話になるが、温泉となると北陸か有馬に出掛けてし
まう。京都には温泉がないと、どこかで思っている。

温まるということとマッサージやエステを兼ねて、… 続きを読む

冬の京都にいて旬の京野菜を食べない手はない。否、どの食事をとっても京野菜が入ってない訳はない。
ならば、旬にある京野菜を一番美味しく食べない手はないと言い換えよう。


暖冬とはいえ、京の底冷えは野菜を美味しく作り上げてくれるのだ。
有機栽培された… 続きを読む

鍋といえば、まず土鍋を思い浮かべるものだ。
縄文時代、火の中に土製の鍋を置き、狩で得た食材を煮炊きしていたことに始まっている。
その後、中国大陸より石鍋や鉄鍋が伝来したわけだが、日本で最初の漢和辞典『和名抄（931年）』では、土製のものを「堝（なへ）」… 続きを読む

師走を迎えた。
京都の師走といえば、「だいこ焚き」に「煤払い」に「をけら詣り」である。
もう一つと問われると、「始めと終い」をあげたい。
なぜなら、歳時記には「事始め」があり、「しまい○○」が立ち並ぶからである。

清水寺の鎮守として大国主命を祀る地… 続きを読む