この季節のお奨めコラム
顔見世のまねき
「師走だな」と思わせるもの。
(X'masの)ツリー、紅白(歌合戦の組表)、年賀状(のCM)…。
昨今では大晦日の格闘技の対戦相手の発表も加わろうか。
京都の師走といえば、7日には千本釈迦堂の「だいこ焚き」に出かけ無病息災を願い、13日に芸舞妓の「祇園… 続きを読む
勤皇志士と京おんな
俗に土下座と呼び違えられ、御所(皇居)を望拝する武士の像が三条大橋東詰に鎮座する。
小生の知る限り京都で一番大きい銅像で… 続きを読む
京鍋料理 / 芳香炉
鍋といえば、まず土鍋を思い浮かべるものだ。
縄文時代、火の中に土製の鍋を置き、狩で得た食材を煮炊きしていたことに始まっている。
その後、中国大陸より石鍋や鉄鍋が伝来したわけだが、日本で最初の漢和辞典『和名抄(931年)』では、土製のものを「堝(なへ)」… 続きを読む
京の温泉
日本人なら冬場は暖かい鍋と温泉に限ると思う人は多い。
小生もその一人である。
ところが、鍋は地元でお世話になるが、温泉となると北陸か有馬に出掛けてし
まう。京都には温泉がないと、どこかで思っている。
温まるということとマッサージやエステを兼ねて、… 続きを読む
おことうさん
師走を迎えた。
京都の師走といえば、「だいこ焚き」に「煤払い」に「をけら詣り」である。
もう一つと問われると、「始めと終い」をあげたい。
なぜなら、歳時記には「事始め」があり、「しまい○○」が立ち並ぶからである。
清水寺の鎮守として大国主命を祀る地… 続きを読む
続2 魯山人の光と影 / 星岡茶寮の原点
不遇の幼少から、書家として認められ、また美食家としての感性は日本の会席料理の形式を根底から覆し、そのスタイルを日本一の文化サロンの場「星岡茶寮(ほしがおかさりょう)」で披露し、その料理人としての名をも欲しいがままにしたのが北大路魯山人である。
大… 続きを読む
どこで撞く除夜の鐘
新年がもうそこまでやってきている。
ゆく年の総括をして、迷いを持ち越すことなく、真新しい真っ白な気持ちで新年を迎えたい… 続きを読む
京漬物 / しば漬
「しば漬」は全国どこにいても手に入れることができる、身近な漬物のひとつである。
がしかし、その発祥の地、京都大原の里の「しば漬」は、全く異なるしば漬物である。
一度食されたなら絶句されることは間違いない。京の三大漬物と言われる由縁である。
京漬物… 続きを読む
京鍋料理 / 紙鍋
寒さが一段と身に滲みてくる朝夕だ。湯気が恋しくなり、つい鍋物に気が走る。
京都で鍋物というと「湯豆腐」が真っ先にあげられる。
どんな鍋物にも豆腐はつきものであるが、一切の具を排し豆腐そのものを味わう。
昆布出汁で温まった、柔らかでとろける様な豆腐… 続きを読む
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