この季節のお奨めコラム
安倍晴明 / 王権と陰陽師
「平安京が建立されてから150年。未だ夜の闇には“鬼”が潜み、時々姿を現しては、人心を惑わしていた。その“鬼”を調伏し、さらに、暦を読み、方位を伺い、吉凶を占う、人と魔の架け橋となる… 続きを読む
重陽の節句に烏相撲
秋祭りめぐりを組むべく祭事を調べていて、初めて気づいたことがある。何かというと、相撲が行われていることである。
京都では大相撲の本場所がないので、国技とは思えども京都には縁がない… 続きを読む
萩の花を探して
萩という字を、「草(草かんむり)」に「秋」と覚えた。
そのためか、今もこの字を書くときには、「秋の草か」と声にだす。
朝夕に涼やかな風が吹き始める頃、野山や河川に出ればどこにでも… 続きを読む
京の秋茄子
「嫁に食わすな秋なすび」「一富士・二鷹・三なすび」 などと、茄子の評価は高い。
それでいて、いつでもどこでも食されている大衆的な野菜である。
使い勝手が良いのだろう。確かに、「揚… 続きを読む
洋館を訪ねて3 三条通
文博(京都文化博物館/元日本銀行京都支店)のレンガ造は華やかな赤だが、レンガ造に石張りの外観を施すと白となる。
実は石張りの外観の方が、西洋ではオーソドックスであった。ローカル色の強… 続きを読む
秋の物見遊山 / 紅葉見・観楓
春の花見を「梅見・観梅」「桜見・観桜」というが、秋の紅葉見物は「紅葉狩」と呼ばれている。
紅葉を取って食する訳ではないのに、どうして「紅葉狩」というのか、疑問を抱いた。
イチゴ狩・ブドウ狩・梨狩・潮干狩・鷹狩などのように、「狩」は「果物などを採る… 続きを読む
菊花観賞
時代祭が今年は曇天から雨となった。
秋晴れの中での行列見物しか記憶に残っていない小生は、史実に基づいた本物の風俗衣装が雨の滴に打たれるのを見て、痛々しく思えた。
装束にビニール合… 続きを読む
秋の夜長 夜間開館の博物館がない
猛暑日が続くとはいえ芸術の秋がやってきた。
仕事を終えて、美術館に出かけようにも既に閉館時間を過ぎている。
どうしてナイトミュージアムがないのか不思議である。知る限りでは、六本木… 続きを読む
続 足利将軍家が京にもたらしたもの
紅葉が色づきはじめると、錦繍の秋という時候の句を使いたくなる。
また、錦繍の秋という語句からは「西陣織」の織文様が思い浮かぶ。
京織物の歴史は古く、平安期前まで遡ることとなるが、「西陣織」がブランドとして確立されたのは、足利室町期天文17年(1548)で… 続きを読む
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