京の人の日々の暮らしや文化をコラムと写真で紹介します。

この季節のお奨めコラム

魯山人の光と影

玄人裸足に制覇した美食家の傲慢

「魯山人は京都生まれの方だったんですね。」と、メールを貰った。
鎌倉生まれの美食家だと思われていたようだ。意外に多い錯覚かも知れない。
すぐさま、「北大路の姓がついているから京都人です。」と返信した。

余りに素っ気なく乱暴と思わないでもない。
し… 続きを読む

美食 星岡茶寮 西賀茂 西方寺 魯山人

京の温泉

京都には温泉がないのかというと、そうではない

日本人なら冬場は暖かい鍋と温泉に限ると思う人は多い。
小生もその一人である。
ところが、鍋は地元でお世話になるが、温泉となると北陸か有馬に出掛けてし
まう。京都には温泉がないと、どこかで思っている。

温まるということとマッサージやエステを兼ねて、… 続きを読む

京の冬の旅 / 京野菜で京仏料理

京野菜は地産地消で

冬の京都にいて旬の京野菜を食べない手はない。否、どの食事をとっても京野菜が入ってない訳はない。
ならば、旬にある京野菜を一番美味しく食べない手はないと言い換えよう。


暖冬とはいえ、京の底冷えは野菜を美味しく作り上げてくれるのだ。
有機栽培された… 続きを読む

学生街の喫茶店

シチュエーション別喫茶店選択法

今月発売している京都CF!2月号は「京都人が愛してやまない、喫茶店」が特集である。
ドンゴロスの生地目が背景全面に使われている。この表紙を見ただけで中の味わい、コクが伝わってくる。

書店に居並ぶ表紙の顔を見比べてみたが、知的文化度も、親密度も、スノッ… 続きを読む

喫茶店

煤払い

善人男女の埃を叩きだし、我が身に被る

煤払い
いよいよ年の瀬も押し詰まってきた。
繁華街ではXmasソングが流れているが、大掃除も気になるところである。

大掃除のことを、古くは煤払いと呼んでいた。
薪が主たる燃料源であった頃は… 続きを読む

お煤払い 大団扇 竹棒 箒 西本願寺 総御堂 阿弥陀堂 聞法会館 東本願寺 大谷光真門主

誇れる京の鍋あれこれ

千ぶらして 日本一のまる鍋食べよか

「上(かみ)で食べよか!」 というのは、「上七軒」を指していた。旦那衆がよく使っていた用語である。
転じて北野あたりから千本中立売、西陣界隈を指すこともある。
一方、「東で飲もか!」と言うと、京都の東、鴨川の東にある「祇園」を指している。繁華街や歓楽… 続きを読む

まる鍋 西陣京極 五番町夕霧楼 千中 千ぶら 大市

おことうさん

京の迎春準備の習わし

師走を迎えた。
京都の師走といえば、「だいこ焚き」に「煤払い」に「をけら詣り」である。
もう一つと問われると、「始めと終い」をあげたい。
なぜなら、歳時記には「事始め」があり、「しまい○○」が立ち並ぶからである。

清水寺の鎮守として大国主命を祀る地… 続きを読む

おことうさん 迎春準備 舞扇 鏡餅 祇園甲部 京舞井上流 井上八千代

湯豆腐でない京の鍋

魚が捕れなくとも 京都発祥の鍋モノはある

今年も残すところ一ヶ月。これから師走の風が頬を撫でていくのだろうか。
吐く息の白さや、ホカホカの焼芋の湯気が、寒風の冬を演出するた゜ろう。
家路に急ぐ足取りは、間違いなく土鍋のぬくもりを欲しているように感じる。

さて、京都で「鍋にしょうか!」と言… 続きを読む

すっぽん鍋 水だき ぼたん鍋 京仕立て はんなり鍋 大市 鳥岩楼 畑かく 京麹

師走に漢字

今年の世相を顧つ、暮れをひた走る

師走に漢字
紅葉見も終盤を迎え、散紅葉に冬紅葉となり、師走の足音も聞こえてきた。

「南座のまねき」か「LEDのイルミネーション」か、はたまた「年末ジャンボ宝くじ」か、何で師走の足音を感じるかは… 続きを読む

漢字の日 師走 今年の漢字 世相漢字 まねき 清水寺 南座 清水寺貫主 森清範

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