この季節のお奨めコラム
秋の物見遊山 / 大徳寺
ものみ‐ゆさん【物見遊山】 物見と遊山。見物して遊び歩くこと。
実に味気なく三省堂大辞林に書かれている。
「寺での修行を終えた後、他の寺へ修業遍歴の旅に出る。」
この意味が「遊山」… 続きを読む
京都の秋
紅葉狩りには今まだ少し早いが、行楽観光本は彼岸頃より「京都」を囃し立てている。
秋の足音がすると、書店にはいわゆる「京都本」「京都特集」の雑誌が並び、TVでは特番を組む。
不思議なことだ。
秋の京都に惹かれる由縁は何なのか。
どこがその気にさせるのだ… 続きを読む
知られざる清水寺境内の紅葉
京都の紅葉をひと目見ようと来られた方、その数は例年約630万人だと聞く。
紅葉の名所とガイドブックに案内されるところは、紅… 続きを読む
この秋、怪怪奇奇な障壁画
墨書された白封筒がデスクの上に置かれている。
宛名の文字の表情から、裏返さなくても差出人がわかる。
伸び伸びと大書された筆の運びの中に、デリケートさを垣間見せつつ堂々としている。
封を開けた。出版パーティの招待状だ。
「つっぱり野郎とアーティスト… 続きを読む
安部晴明 / 五芒星
寛弘2(1005)年9月26日から数えて今月で丁度千年となる。
これを記念して、陰陽師安倍晴明公没後一千年祭が執り行われる。
堀川一条の「晴明さん」に足を向けた。京都人にとっては、… 続きを読む
満月に隠れ茶室を見た
満月の夜の観月茶会に誘われた。
場所は洛西花園にある退蔵院。臨済宗妙心寺の塔頭である。
妙心寺といえば、関係寺院3500ヶ寺僧侶7000人を擁する禅宗随一の大本山である。その地は花園天皇(1297〜1348)の離宮で、禅宗に帰依された天皇が禅寺とされたところである。
… 続きを読む
マンガ文化は京の底力
聞けば「倖田来未」は京都に縁のあるお嬢さんだという。
京育ちで、京都精華女子高校在学中にデビューを果たし、卒業後2005年レコード大賞受賞、2006年レコード大賞歌唱賞を受賞し、「エロ… 続きを読む
安倍晴明 / 天文学と予言・占い
『葛乃葉(くずのは)伝説』によると、天才陰陽師安倍晴明の母は、狩りで追われた白狐であるという。
晴明の生い立ちをたどると、お参り帰りに、晴明の父安倍保名(あべのやすな)が逃げ回っ… 続きを読む
おはぎ・ぼたもち・はんごろし
今年になって「ぼたもち」に与ったのは、春のお彼岸(3/21)とお盆(8/14)とで二度である。
いずれも先祖供養の折ということになる。この分で行くと次は秋の彼岸(9/23)であり、年3回となり… 続きを読む
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